日本の国宝絵巻物

原寸大完全復刻シリーズのご紹介

『紫式部日記絵詞巻』(全4巻)


(販売休止中)

藤原道長の長女・彰子(一条天皇の中宮)が皇子出産のために実家の土御門殿に帰った時期に仕えた紫式部の日記は、その期間が2年に満たない短いものであり、日記が書か れた200年ほど後の13世紀前半(鎌倉時代)に絵巻化された。
現存するのは蜂須賀家本、藤田家本、五島家本、日野原家本の4巻のみで、濃淡のある「つくり絵」の技法を駆使した絵は、構図と人物描写の点で12世紀の『源氏物語絵巻』とは異なり、大きな進化が見られる。また「吹抜屋台」も高く、鋭角的になり、全体を俯瞰する画面構成となっており、平安王朝貴族の格調高い世界を見事に再現している。

第一巻 蜂須賀家本(重要文化財)
寸法 21.0×537.5 cm
保管場所 個人蔵
解説 佐野みどり
第二巻 藤田家本(国宝)
寸法 21.0×451.5 cm
保管場所 藤田美術館蔵
解説 佐野みどり
第三巻 五島本(国宝)
寸法 21.0×453.1 cm
保管場所 五島美術館蔵、個人蔵ほか
解説 佐野みどり
第四巻 日野原家本(重要文化財)
寸法 21.0×531.6 cm
保管場所 個人蔵ほか
解説 佐野みどり
価格
標準価格 468,000円(税別)

    特長

  1. 1) 国内外の読者、美術研究者のための文献ならびに学術資料としての価値を重視し、著名な執筆陣による各タイトルの解説は日英二ヵ国語で表記しています。
  2. 2) 中性紙(バガス)や和紙(鳥の子)と耐光性のあるトナーを使用することにより、従来の印刷インキでは再現不可能だった絵巻特有の原画の質感を再現しており、抜群の色彩効果をあげています。
  3. 3) 最新のデジタル印刷技術を駆使したオンデマンド方式での生産のため、お客さまの多様なニーズにお応えし、最新の製品を常時提供しています。
  4. 4) トッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)が世界初の「貼りつなぎ」なしの絵巻用画像制作のノウハウを駆使し、10メートル以上の絵巻を単一の用紙に同時印刷する「長尺印刷システム」で製造しています。

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