この絵巻は、紫式部が『源氏物語』を完成した寛弘元年(1004)頃から120年余り後に作られ、現存する日本最古の絵巻である。
「つくり絵」の手法で複数の宮廷絵師によって描かれたもので、この4巻の13帖はそれぞれに1~3場面の絵が描かれ、その場面に対応する詞書が特製の高価な料紙に流麗な筆で書かれている。主に屋内で展開される物語には「吹抜屋台」や高貴な登場人物の描写に「引目鉤鼻」などの手法が用いられ、まさにわが国の絵画史上における最高傑作の一つといえる。
第一巻 | |
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寸法 | 21.9×817.3 cm |
保管場所 | 徳川美術館蔵 |
解説 | 徳川義宣 |
第二巻 | |
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寸法 | 21.8×535.6 cm |
保管場所 | 五島美術館蔵 |
解説 | 徳川義宣 |
第三巻 | |
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寸法 | 22.1×472.0 cm |
保管場所 | 徳川美術館蔵 |
解説 | 徳川義宣 |
第四巻 | |
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寸法 | 21.8×541.2 cm |
保管場所 | 徳川美術館蔵 |
解説 | 徳川義宣 |
価格 | |
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標準価格 | 482,000円(税別) |