平安時代末期に成立した民間説話を主題にした絵巻で、托鉢をする命蓮の鉢にまつわる長者の話、醍醐天皇のために加持を依頼された命蓮が「剣の護法」で病を治
した話、姉の尼公が命蓮を奈良に訪ね、東大寺の大仏のお告げで弟と再会する話から成り立っている。
それぞれに登場する人物や景観の巧みな描写が時間の経過や空間の移動に連動する超自然的な「異時同図法」が多用されており、時空間を自由に往来し、現代のアニメーション文化に共通するものがある。
第一巻 山崎長者の巻 | |
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寸法 | 31.7×897.0 cm |
保管場所 | 朝護孫子寺蔵 |
解説 | 百橋明穂 |
第二巻 延喜加持の巻 | |
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寸法 | 31.7×1,280.5 cm |
保管場所 | 朝護孫子寺蔵 |
解説 | 百橋明穂 |
第三巻 尼君の巻 | |
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寸法 | 31.7×1,424.2 cm |
保管場所 | 朝護孫子寺蔵 |
解説 | 百橋明穂 |
価格 | |
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標準価格 | 308,000円(税別) |